循環器内科
循環器内科は、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たす心臓と、その血液が通る血管を専門に診る診療科です。当院では、日本循環器学会専門医としての深い知識と、長年急性期病院で培った日本心血管インターベンション治療学会専門医としての経験を活かし、患者さんの小さなお悩みから重篤な疾患の予防まで幅広く対応しています。JR三宮駅から徒歩3分という立地で、地域の皆さんが心臓や血管の健康を気軽に相談できるパートナーを目指しています。また、SHD心エコー図認証医が自ら心エコー検査を行うことで、より精密な診断をスピーディーに提供します。
循環器内科で診る症状
心臓や血管のトラブルは、胸の痛みだけでなく、意外なところに症状が現れることがあります。少しでも違和感を覚えたら、放置せずに当院へご相談ください。代表的な症状として、以下のようなものがあります。
胸の痛みや圧迫感
胸が締め付けられる、重苦しい感じがする、あるいは階段を上るときに胸が痛むといった症状は、心臓へ酸素を送る血管が狭くなっている可能性があります。痛みの詳細は「胸痛を自覚する」のページも併せてご確認ください。
動悸や脈の乱れ
「突然ドキドキする」「心臓が跳ねる感じがする」「脈が飛ぶ」といった症状は、不整脈の可能性があります。一時的なものだと軽く考えがちですが、中には脳梗塞の原因となる深刻な不整脈も隠れています。症状については「動悸を自覚する」のページで詳しく解説しています。
息切れや疲れやすさ
以前は平気だった距離を歩くと息が切れる、坂道で立ち止まってしまう、あるいは横になると息苦しいといった症状は、心臓のポンプ機能が低下する心不全の兆候かもしれません。詳しくは「息切れ、疲れやすさを自覚する」のページを参照してください。
足のむくみ
靴が急にきつくなった、夕方になると足がパンパンに腫れる、といった症状も心臓の機能低下と関連していることがあります。血液の循環が滞ることで、水分が足に溜まりやすくなるためです。「足が浮腫む」のページもご覧ください。
意識が遠のく・ふらつき
立ち上がった瞬間に目の前が暗くなる、あるいは突然気を失ってしまう失神は、心臓の電気系統のトラブルや血圧の急激な変化が原因の場合があります。早急な精密検査が必要な可能性があります。「意識が遠のく感じがする」のページで詳細を確認いただけます。
循環器内科で診る病気
循環器内科では、心臓そのものの異常だけでなく、血管の状態や全身の血流に関わる疾患を診療します。当院では、先進的な知見に基づき、一人ひとりに適した治療方針をご提案いたします。
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
心臓を動かす筋肉(心筋)に酸素を運ぶ血管が狭くなったり、詰まったりする病気です。血管が狭くなる状態を狭心症、完全に詰まってしまう状態を心筋梗塞と呼びます。心筋梗塞は命に関わる緊急事態ですが、発症してしまう前に的確な予防を行うことが重要です。治療の詳細は「虚血性心疾患」のページをご覧ください。
不整脈
心臓の拍動が速すぎたり、遅すぎたり、あるいは不規則になったりする状態です。特に近年増加している「心房細動」という不整脈は、心臓の中に血の塊ができやすくなり、それが脳へ飛んでいくと重い脳梗塞を引き起こします。当院では長時間心電図などを用いて、不整脈の種類を精密に特定します。詳細は「不整脈」のページを参照してください。
心不全
心不全とは、心臓のポンプ機能が悪くなり、全身に必要な血液が送り出せなくなる状態を指します。病名というよりも「心臓の状態」を表す言葉ですが、早期に原因を突き止め、お薬などで心臓の負担を減らすことが予後(病気の経過や見通しのこと)を改善するために不可欠です。詳しくは「心不全」のページをご覧ください。
心臓弁膜症
心臓の中にある「弁」がうまく開かなかったり、閉じなくなったりする病気です。かつては高齢者に多い病気とされていましたが、健康診断の聴診(心雑音)で見つかることも増えています。SHD心エコー図認証医によるエコー検査で、弁の状態を詳しく評価します。詳細は「心臓弁膜症」のページで解説しています。
生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病)
これらはすべて、心疾患の強力なリスク因子(病気の原因となる生活習慣などのこと)となります。特に高血圧は血管に常に負担をかけるため、放置すると心筋梗塞や心不全に直結します。当院では循環器の視点から、将来の心臓病を防ぐための生活習慣病管理に力を入れています。
循環器内科で行う精密検査
当院では、心臓や血管の状態を多角的に把握するため、以下のような検査機器を導入しております。痛みの少ない検査が中心ですので、安心して受けていただけます。
心エコー図検査(心臓超音波検査)
超音波を使って、心臓の形、動き、弁の状態、血液の流れをリアルタイムで観察する検査です。当院ではSHD心エコー図認証医の資格を持つ院長が自ら行い、丁寧な診断を心がけています。
ホルター心電図(24時間・長時間心電図)
小型の装置を身につけて、日常生活の中での心電図を記録します。通常の短時間の心電図検査では見つからない、寝ている間や特定の行動時に起こる不整脈を見つけるのに役立ちます。動悸の原因を精密に特定するために非常に有効です。
CAVI(血管年齢検査)
手足の血圧と脈の伝わる速さを測定することで、血管の硬さ(動脈硬化)と詰まり具合を評価します。
睡眠時無呼吸症候群の検査(簡易検査および在宅PSG)
睡眠中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群は、心臓に非常に大きな負担をかけ、高血圧や心不全を悪化させることがあります。当院では、ご自宅で行える精密な検査(在宅PSG)にも対応しております。入院の必要なく診断から治療(CPAP療法など)まで一貫して行うことも可能です。
循環器内科についてのよくある質問
Q1. 循環器内科と一般の内科は何が違うのですか?
A1. 一般内科は風邪や腹痛など全身の身近な不調を診ますが、循環器内科は「心臓」と「血管」に特化した高度な専門性を持っています。動悸や息切れ、胸の痛みなど、循環器を疑う症状がある場合は、より専門的な設備と知識を持つ循環器内科の受診をお勧めします。当院は総合内科専門医の資格も持っておりますので、どちらか迷われる場合でもお気軽にお越しください。
Q2. 健診で「心電図異常」や「心雑音」を指摘されましたが、症状がなくても受診すべきですか?
A2. はい、ぜひ受診してください。症状がない場合でも、検査で異常が見つかるのは何らかの病気の「初期サイン」である可能性があります。再検査によって深刻な疾患を否定(その病気ではないと確認すること)できれば安心ですし、早期発見できれば治療もスムーズに進みます。
Q3. 高血圧のお薬は一度飲み始めると一生やめられないのですか?
A3. 必ずしもそうとは限りません。お薬で血圧を安定させつつ、減量や減塩などの生活習慣の改善を並行することで、将来的に減薬や休薬を目指せるケースもあります。大切なのは、血管へのダメージを最小限に抑えることです。患者さんと相談しながら、最適な治療プランを考えていきます。
当院の循環器内科診療について
阿部クリニックの循環器内科診療では、単に数値を下げることだけを目的とはしていません。その病気が患者さんのこれからの人生にどう影響するのかを見据え、日本循環器学会専門医としての確かな視点で、お一人おひとりの生活スタイルや価値観に合わせた医療を提供することを大切にしています。
心臓の病気は「自分には関係ない」と思われがちですが、生活習慣病の先に潜んでいることが多いものです。また、最近では睡眠時無呼吸症候群と心血管疾患の深い関わりも明らかになっており、当院ではそこにも注力しています。神戸市中央区の三宮という便利な場所で、お仕事帰りや買い物のついでにでも、心臓の健康チェックに立ち寄っていただけるような温かいクリニックでありたいと考えています。
院内処方にも対応しておりますので、診察後にお薬を求めて別の場所へ移動する負担もございません。丁寧な診察を通じて、皆さんが安心して毎日を過ごせるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。どうぞ、お気軽に当院の扉を叩いてください。JR三宮駅から徒歩3分、スタッフ一同笑顔でお待ちしております。
